ハロウィンのお話

ハロウィンの話

1990年代後半 今から25年弱前 僕は渋谷駅交番脇ガード下の喫茶店で夜マスターのアルバイトをしていた。
山手線が通る度に電車の音がする喫茶店だ。
ちょうどその頃10月31日に山手線渋谷駅で外国人が電車の中で騒ぎ出して遅延するようになった。
その頃 日本人留学生がハロウィンで不幸にも射殺される事件があった頃のことである。
実際山手線渋谷駅で乗車してみると大変な騒ぎだった。
渋谷駅でハロウィンの騒ぎが起こり出したのはその頃からだと思う。
その頃はセンター街でチーマーやガン黒が流行っていた。

朝から晩まで片隅でコーヒーとスパゲティを食べて閉店で
お金がないと言ったおばさん。スパゲティに粉チーズを半分使うお客様。宝石商の女性。駅前のスカウトと女性。向かいのガード下の喫茶店で雨漏りの中、傘を開いてコーヒーを飲むお客様。
ざっと思い出してみると懐かしい。
ハロウィンの騒ぎはまだ続いているみたいだ。

ハロウィン 東京の夜は七時